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2019年度高校入学式 S2学年部長 挨拶

 学年部を代表し、ご挨拶申し上げます。中高一貫13期生121名の皆さん、須磨学園高等学校のご入学おめでとうございます。保護者の皆様、ご子息ご息女のご入学を、心よりお祝い申し上げます。

 さて、13期生の皆さん。今日は皆さんに、一つの問いかけと、一つのお願いがあります。
 問いかけとは、次の通りです。「君は、今日の美しい桜を三年後、どこで見たいですか?」 少し想像してみてください――。自分の意志とは関係なく、卒業はやってきます。高校卒業という「終わり」に向け、他の誰でもない、君という物語を今日から始めましょう。人間にあらかじめ決められた目的や意味など存在しない。タブラ・ラサ。可能性という真っ白な世界に、誰に気兼ねすることもなく、君という美しい作品を完成されることを期待します。
 お願いとは、「立ち止まり続けないでほしい」ということです。卒業までさまざまな困難が生じることでしょう。悲しみや苦しみ、悩み、迷いに戸惑い、時には立ち止まることもあるでしょう。それでも、涙で目を曇らせないでください。耳をふさいで、都合良く逃げないでください。自分勝手な思い込みで、自分を縛り付けないでください。しっかり目を開いて、耳を澄まし、自分の頭で考えてみましょう。深呼吸し、皆で手と手を取り合って、前に進みましょう。

 最後になりましたが、保護者の皆様、ご子息ご息女が3年後の大きな目標を達成できるよう、須磨学園中学校の3年間に引き続き、本校の教育方針をご理解の上、ご支援ご協力を賜りますようお願いいたします。

2019年4月6日 S2学年部長 瀧本 健作