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2019年度高校卒業式 K3学年部長 挨拶

 K3学年を代表してご挨拶申し上げます。

 保護者の皆様、本日はご子息・ご息女のご卒業、おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。また、これまでの学年運営につきまして、多大なるご理解・ご支援を賜りましたこと、この場をお借りいたしまして、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 さて、卒業生の皆さん。卒業おめでとう。皆さんを「卒業生」と呼ぶのは、誇らしいという気持ちと寂しさが入り混じって、とても複雑な心境であるというのが正直なところです。

 須磨学園での3年間はどうでしたか?。
 「しんどかった…」といった声が、今にも聞こえてきそうな気もします。

 今晴れて卒業を迎える君たちに願うことは、3年前にこの場所で伝えたことと同じです。常に「考える」ことから逃げないでください。いかなる時でも「勝つ」という意志を失わないでください。そして常に周囲への「感謝」の気持ちを忘れないでください。
 今、君たちがこの場所で素晴らしい時間を過ごすことができた根底には、苦楽を共にした友人、君たちを信じてついてきてくれた在校生のみんな、常に君たちを見守り続けた母校、そして誰よりも君たちのことを愛し、君たちの活躍を願い続けた家族や保護者の存在があるということを絶対に忘れないで下さい。

 これからいろんな苦難が君たちを待ち受けているでしょう。
 そんな時でも、この学園で「毎日長い坂を上ってきたこと」「厳しい授業や鬼のような課題に耐え抜いたこと」「文化祭で、時には友人とぶつかりながらも素晴らしい作品を作り上げたこと」「体育祭で学年やクラスの垣根を超えて声を枯らしたこと」「研修旅行でたくさんの感動を見出したこと」「夏の暑い中、冬の寒い中でも、朝早くから夜遅くまで勉強や部活動に向き合ったこと」...
これらの宝を君たちの将来の糧にして下さい。

 最後になりますが、君たちには厳しく指導をしてきた中で、これまで私も学年の先生方もはっきりと伝えられていなかった、我々の根底にある思いを最後にはっきりと伝えておきます。
 我々は君たちのことが大好きです。職員室ではいつも君たちの話ばかりして、文化祭・体育祭や研修旅行では、普段とは違う君たちの一面が見れるとすごくうれしくて、君たちの入試の時は、自分たちが受けた時よりも胃が痛むぐらいドキドキしながら待っていました。
 そんな君たちと過ごした時間を、我々は誇りに思っています。教師になってよかった。君たちが生徒で良かった。君たちと出会えて本当によかった。
 心から、心の底から、君たちの活躍を期待しています。これからいかなる時も、須磨学園卒業生という誇りを胸に、建学の精神の通り、『清く、正しく、たくましく』、社会で、そして世界で、それぞれの “to be myself, . . .”の続きをしっかりと描いてください。3年間本当にありがとう。体に気をつけて、これからもがんばれよ。

 以上K3学年を代表しての挨拶とさせていただきます。

          

2020年2月29日 K3学年部長 堀井 雅幸