大変僭越ではございますが、新入生の保護者を代表致しまして、一言ご挨拶させて頂きます。

　本日は新たな門出を迎えた157名の子供達のためにこのような心のこもった入学式で、温かく迎えて頂き、心より感謝しております。
　理事長先生、学園長先生をはじめ、関係者の皆様からの温かいお祝いのお言葉を頂きました事を重ねて御礼申し上げます。いよいよ始まる学園生活に、子供達同様、保護者と致しましても、希望と喜びで、胸躍る思いでございます。

　新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。ついこの間までランドセルを背負っていた皆さんが真新しい少し大きめの制服を着て、こうして並んでいる姿を見ていますと、改めて中学受験という人生の難関を乗り越え、今日この日を迎えたのだと、感慨深い思いです。
　初めは、小学校と違った授業スタイルや、それぞれが選んで進む部活動に戸惑い、不安を抱く事もあろうかと思います。そんな時には優しい先輩方や先生方を頼り、一歩ずつ前に進んで欲しいと思います。
　そして、今までライバルだった皆さんは、今日からは友達です。このすてきな出会いに感謝して、共に学ぶ友達を大切にして、素晴らしい須磨学園で切磋琢磨し、日々流れる景色を見落とさずに、｢なりたい自分｣を見つけ、努力し、目標が達成できるように願っています。
　後1ヶ月程で時代は｢平成｣から｢令和｣へと変わります。安倍首相の談話の中にもございましたが、次の時代を担う皆さんが、明日への希望と共にそれぞれの花を大きく咲かせる事が出来るよう、私達保護者はあなた達にどんな時も惜しみない支援を続ける覚悟です。

　教職員の皆様、ここに晴れの入学式を迎えました。157名の子供達が今からの学園生活に目を輝かせております。子供達は皆、自己実現の道のりで、時には戸惑い、悩み、壁にぶつかったり、何かとご指導頂く事ばかりと存じます。どうか一人一人の自己実現に向け、清く、正しく、たくましく成長できますように、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

　最後に本学園のますますのご発展と皆様のご健康を祈念致しまして、保護者代表の挨拶とさせて頂きます。

　本日はありがとうございました。

2019年4月6日　保護者代表　吉崎 恭子