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2016年度高校入学式 S2入学生代表 宣誓

 寒さの厳しい冬を越え、春風を心地よく感じるようになった今日、私たち中高一貫10期生は、気持ちを新たに須磨学園高校の一員として桜色に染まった階段と坂道を登ってきました。本日は、私たちのためにこのような素晴らしい式を挙行して頂き、誠にありがとうございます。S2学年の生徒を代表して感謝申し上げます。

 3年前、私たちがこの場所で中学校の入学式を迎えたときは、本当に何もわからず先生方や家族に頼ることばかりでした。あれかれら3年が経ち、私たちも少しずつ成長し、仲間と協力して、絆も深めてきました。今日からは高校生として、新たな気持ちでスタートしていきます。中学時代はわからないことがあると勉強が嫌になってペンを投げ出してしまう時もありました。しかし、これからは前向きに考え、新しい知識を吸収できることを喜びとし、まだ見ぬ広い世界との出会いを全力で楽しんでいこうと思っています。
 また、中学時代は学業と部活動とを両立していくことが難しく、逃げ出したいと思ったこともありました。しかし、両立についてもネガティブにとらえず、平和な時代に生まれ、自分の好きな勉強もダンスも精一杯できることをしあわせなことだととらえていきます。そして、新しく出会う「K1」の生徒との出会いも楽しみ、今この時を全力で楽しんでいこうと思っています。
 どちらも一人では困難かもしれません。しかし、私が中学時代につらいと感じた時には常に仲間が側にいました。これからも悩んだり、たいへんだと感じるときがあると思います。その時には側にいる仲間と語り合い、前向きに考えることを忘れず、自分の可能性を信じて挑戦していきたいと思います。そして、仲間と共に成長していきます。

 最後に、今日晴れて須磨学園高校の入学式を迎える私たちを、今までずっと見守ってくださった両親・家族に深く、感謝したいと思います。まだまだお父さんやお母さんの望むような子供にはなれていないかもしれませんが、この3年間しっかりと学業に励み、豊かな人間性を養い、いつか親孝行できるよう、努力していくので、引き続き暖かく見守っていてください。

 先生方、保護者の皆様、10期生128名は、これからの3年間、それぞれの目標を実現するために、あきらめることなく努力を続けること、そして、つらい時にはポジティブに考え、互いに協力し合い、どんな困難もともに乗り越えていくことをここに誓います。

2016年4月9日 S2入学生代表 淺井 夏菜