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2016年度中学校入学式 学年部長 挨拶

 学年団を代表して、ご挨拶申し上げます。中高一貫13期生の皆さん、保護者の皆様、本日はご入学、本当におめでとうございます。

 新入生の皆さん、学年団一同、皆さんの入学を、一日一日、指折り数える思いで、心待ちにしておりました。入学を許可された本日から、皆さんは、制服を身につけて家から一歩出れば、立派な須磨学園の生徒です。先日のオリエンテーションでも申しました、自ら選んだ須磨学園の生徒の一員であるという自覚を、どうか忘れないでください。
 中学校では、初めて学ぶ教科、新しい制服に、まっさらな教科書。制携帯に、最先端のパソコン。たくさんの先生たち。初めてばかりのことで、期待と不安に、胸を膨らませておられることでしょう。入学後は、人や物を傷つけない限りにおいて、何でも積極的にチャレンジしてみましょう。中高一貫の良き伝統を受け継ぎ、新しい、才能あるお友だちと競い合いながら、大好きなことも、苦手なことにも、没頭してみましょう。研修旅行では、色んなものを見ましょう。世界や日本の、美しいもの、綺麗なもの。海や空、 花とか星とか。素晴らしいこと全部。一緒に見て、聞いて、いっぱい経験しましょう。春や夏、秋や冬、一緒に過ごし、泣き、笑い、ともに充実した学校生活を送りましょう。学年団の先生方は、本当に、優秀な、素晴らしい方ばかりです。先生たちはきっと、皆さんにすべてを教え、与えてくれるでしょう。

 皆さんの卒業までの道のりは、決して楽しいことばかりありません。小学校の頃とは比べものにならない程、過ちを犯してしまえば、厳しく叱られてしまうでしょう。誰もが通る道です。事前に言っておきますので、卒業まで、次のことをよく覚えておいてください。厳しく皆さんを叱るのは、あなたたちが嫌いだからなどではありません。逆です。むしろ、あなたたちへの深い愛情があるからこそ、本気で私たちは皆さんを叱るのです。日本の、世界の、どこにいても恥ずかしくない立派な大人になってほしいと心から願うからこそ、先生方は本気で皆さんに向き合っているのだと、深く胸に刻んでおいてください。

 保護者の皆様、中高6年間という大切な時期に、ご子息・ご息女を、私たちに託してくださり、今から身が引き締まる思いです。この6年間は、心身ともに生徒たちが大きく成長する時期となります。小学校の時とは異なり、クラブ活動や特別講座で、生徒たちが学校にいる時間が増えることになるでしょうが、どうかご家庭では、生徒たちとたくさんお話をしていただける時間を作っていただければ幸いです。思春期ともなれば、言葉数が少なくなることもあるかもしれませんが、それでも生徒たちは保護者の方々が大好きです。この6年間は、心身の成長に伴い、さまざまな困難も生じます。困難を自分の力で乗り越えることは本人にとって大きな成長となりますが、克服に時間のかかることもあります。そのような時は、手を差し伸べたい気持ちをぐっと我慢していただき、生徒の更なる成長のため、保護者の方におかれましても、あえて温かく見守っていただきたくお願い申し上げます。

 教職員一同、この6年間がご子息・ご息女にとって最善の環境となるよう、生徒たちの心を見つめ、どこまでその心に寄り添って参ります。6年間のご支援をお願いさせていただき、私の挨拶とさせていただきます。

2016年4月9日 学年部長  瀧本 健作