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須磨学園
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2017年度芸術鑑賞会 学園長挨拶

 創立95周年を迎える日にご挨拶申し上げます。

 95年前に須磨学園は始まりました。ステージ中央にあるのは、私の祖母の像でございます。祖母のお腹の中には母がいました。祖母は、妊娠をしながら学校を始めました。この95年の間、須磨学園は本当にたくさんの卒業生を輩出してまいりました。それと同時に須磨学園がしてきたことがあります。それは、時代の要請に応えて、時代の要請に応じて、自ら自分を変えるということをしてきました。最初は須磨裁縫女学校でありました。それから色んな紆余曲折を経て、今では須磨学園高等学校・中学校となっています。
 イギリスの生物学者であるチャールズ・ダーウィンは、「生き残る種は多い種でも強い種でもない。生き残る種は環境変化に対応することができた種である。」と言ったと聞きました。我々は、100周年に向けて、また、その先に向けて変わり続けなければならないと思っています。もちろん、学校だけでなく、諸君らもです。卒業した後、時代の要請に応えて、自分がなすべきことをどんどん変えていってほしいのです。

 では、変えるためにはどうすればよいのか。もちろん、毎日毎日の自分を変えるための行動、新しい自分を作るための行動が必要です。しかし、それよりも前にしないといけないことがあります。それは、変わろうと思うことです。自分は変わるのだ、自分は新しい自分になるのだという思い、全ての原点はそこから始まると思うのです。ですから、一人一人の新しいものへの挑戦、変わるという思いを、これからもずっと大切にしていってほしいと切に願っています。

2017年11月8日 学園長 西 和彦